Vol.20 空室対策の成功事例・失敗事例

最近では、お客様のニーズが高まっている事に伴い築年数が経過している、設備が古い等のデメリットがある物件の空室が目立っております。
そこで今回は京都ライフ山科店より空室対策をして成功した物件と失敗した物件の2事例を上げさせていただきます。2物件はよく似ており、築年数は20年以上経過、シャワー・エアコン無しで間取りは2DKです。対策前は、どちらも10室あいておりました。

~失敗例~
当時の条件は家賃6万5千円(共益費込)、敷金20万円、礼金10万円、更新料家賃の2か月分(2年契約)でして、空室対策といたしまして、家賃5万5千円、敷金10万円、礼金・更新無しという金額面のみの対策でした。
結果、いくつかの部屋は決まったのですが、安さだけではデメリットを解消できず、空室を全て埋める事が出来ませんでした。大々的に家賃ダウン礼金無しを打ち出してしまった為条件を戻す事も出来ず、その後改装も出来ず未だ空室が目立っております。

~成功例~
条件は前記の物件と全く同じでして空室対策と致しまして、金銭面はあまり触らずに、家賃6万5千円、保証金30万円、解約引き25万円、更新2年1ヶ月と致しました。
その他の対策と致しまして、マンションの内外装の大改装を実施致しました。

1. シャワー、エアコン、シャンプードレッサーの新設
2. 2DKを1LDKへ変更
3. 塗り壁をクロスに新調
4. 畳をフローリングに変更
5. 外壁をタイル張りに変更 等

その結果、現在見事に空室が埋まりました。正直改装費もかなりの金額がかかりましたがオーナー様は満足して下さり、今では空き待ちが出るほどの人気物件となりました。

2つの事例を見直しますと、失敗に終わった前者は、金銭面さえ落とせばデメリットを解消できるとお考えになった所にあると思われます。確かに金銭面を下げることも重要だとは思うのですが、それだけではなかなか満室にはなりません。一方後者は、金銭面の条件は殆ど下げずにマンションのグレードを上げられました。
やはり最近のニーズとしまして家賃の多少の高低よりも、設備や内装の充実したマンションを選ばれる傾向に有ります。今回の改修はそのニーズに今回は見事に合った例だと思われます。
毎年たくさんのマンションが新築されていく中、お客様のニーズをいかに早くとらえて、実行していくかが今後の安定したマンション経営の課題となっていくと思われます。
私どもがお役に立てることがございましたらなんなりとご相談下さい。
私どもと一緒に明るいマンション経営を致しましょう。

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