Vol.25 募集条件のニーズ

今回は他物件との差別化をはかり、お客様(入居者様)に選んで頂くためにというテーマでお送りします。

例えば京都ライフ四条店が担当する中京区を例に挙げると、「四条烏丸」「烏丸御池」「御所南」といった地名がキーワードですが、おそらく「家賃が高い」「保証金が高そう」「高級分譲マンションがいっぱいある」等と連想されるお客様も多いかと思います。
中京区には単身マンション(1K・1DK)は約800棟近くもあります。内訳はセパレートが6割、ユニットバスが4割です。ご来店して頂くお客様の多くがセパレートの物件をお探しになる、と思われるかもしれませんが、「ユニットバスでもいいので5万円以内で」という条件のお客様も半数近くおられます。

入居率で言いますと断然にセパレートの物件の方が高いのです。それだけを聞くと「やっぱりセパレートの方がいいのではないか...」と思いがちですが、内情は少し違います。先に申し上げました通りユニットバスでお探しになられるお客様は多くおられるのです。
では何故セパレートの物件の方が入居率が高いのか?答えは簡単です。ユニットバスの条件でもセパレートの条件と殆ど変わらないからです。「これぐらいならもうし少し頑張ってセパレートのお部屋にしようかな?」と思ってしまう程の家賃条件のユニットバスもあれば、逆にセパレートでも「家賃は高いけど保証金が安く、別のユニットバスの物件とあまり変わらない」という物件もございます。
同じ様な条件の物件が常に横並び状態になっているのです。ですから、「ユニットバスでもいい」と探しに来られたお客様が色々な物件を見比べた結果「この程度の金額アップならセパレートで」という決断をされてしまうのです。

更に近年のファンドに代表される投資用マンションの建築過熱により供給過剰状態がどのエリアでも見受けられます。今後、お客様に選んでいただけるかが常に高い入居率を維持するためのポイントになると思います。

例えば正規条件に加え、家賃を2,000~3,000円程度上げて、保証金や更新料を下げた条件設定(又はその逆)で満室を維持している家主様もおられます。
これは家賃は希望家賃より少し高くても、初期費用を抑えた条件でお探しをされる方も多くおられるからです。
このように多種多様なお客様の希望に合わせた数種類の設定条件を組むことで仲介営業所での紹介の幅が広がり、物件の登場回数が多くなることで成約率が高まります。

各仲介営業所ではこのような成功事例を日々の営業の中で蓄積し、弊社管理部署にフィードバックすることで管理物件の家主様へ満室経営へのお手伝いをさせていただいております。
空室でお悩みの家主様がおられましたら一度お気軽にご相談下さい。最新の賃貸市況、家主様の物件にあったご提案をさせていただきます。

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