Vol.27 古い物件を掘り出しモノ物件へ

今回は京都ライフ桂店より、時代のニーズに柔軟に対応した改装を行い、満室経営に成功している物件の事例を報告したいと思います。

この物件はもともと駅10分圏内、1DKの広い間取り、比較的安めの家賃、と条件自体は悪くないのですが、 築の古さ(20年以上)とユニットタイプであることがセパレート主流の近年においてはネックとなり、空室が目立つようになっていました。

そこで、空きの出た部屋からセパレートに改装しました。
改装費がかかるのに伴い、必然的に家賃も値上げしたのですが、入居が続き、満室となりました。 多少家賃が上がっても、お客様の要望に応えられる内容であるということが決め手になった良い例だと思います。

ユニットからセパレートへの改装が功を奏し満室状態が続いていたのですが、しばらくすると、また空室が目立つようになりました。 エリア内の物件数自体が増加し、単にセパレートというだけでは競合する他物件との差が無くなり、同じような間取り・条件であればより新しいもの、より内容の充実したものへとお客様がシフトして行ったからだと考えられます。

そこで、他物件との差別化を図るために、更なる改装をしました。
もともとは1DKですが、1Kにして水回りの広さに余裕を持たせ、洗面所に脱衣スペースも確保しました。 これだけの改装ですのでコストもかかりますし、家賃も再度値上げしたのですが、すぐに入居が決まり、満室状態が続いています。

この物件以外にも、ファミリータイプで古い2DKや3DKを、需要の増えているリビングに広さを取った1LDKや2LDKに改装して成功している例も幾つもあります。

部屋が決まらなくなったとき、考えられる大きな策は二つあると思います。一つは家賃・その他費用の値下げ、もう一つは室内外の改装です。
改装となると時間もコストもかかりますし、それでも決まらないかもしれない、というリスクもあるかもしれません。しかし、その時代のニーズを的確に把握し、柔軟に対応して改装を重ねたことで、この物件は満室状態を継続しています。 その上、家賃も上がっているので収入も増えています。改装を行い内容の質を高めることが、物件の価値を上げることになっているのです。

質の高いものであれば古い物件であってもお客様の目に止まります。お客様のニーズに応える物件の提供ができれば空室は減らせます。
時代のニーズ、現状を的確に把握すること、それに柔軟に対応することで、古築の物件であっても良好な経営状態を維持できます。
ただ新しい、きれい、というだけではない魅力のあるお薦め物件、掘り出しモノ物件として、私たち営業も強く提案できますし、お客様も確かな内容のものにはきちんと反応して下さいます。

家賃を下げる、という対策は手軽に出来ますし、それも確かに効果はあると思います。 しかし、改装を行えば、それとはまた異なる効果が得られるはずです。質を上げ、価値を高めていく、ということは良好な経営を維持するにあたっては必要なことだと考えられます。

空室対策にお悩みのオーナー様、条件変更をされる前に一度、改装も検討してみてはいかがでしょうか。 ご来店頂いてご相談下されば、常にお客様と接している営業の立場から、色々な提案をさせて頂けると思います。

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