９月度財産ドック定例セミナーでは、幣社リフォーム部の真下康宏より物件の価値を高めるための「デザインリフォーム」を提案させて頂きました。

お引越しシーズンである春に向けて、今年も既に新築が施工中であるなど物件の数は増加し続ける一方、近年お客様の数は減少しているという現状にあります。つまり、供給過多になっているため、全体的に空室が増えているということです。
そんな中、やはり築年数が経っている物件は見た目にも古さが目立ちはじめ、どうしてもお客様に選ばれにくくなってしまいます。
すると、入居を促すために家賃などの条件を下げざるを得ないという流れになってしまいます。
もちろん条件を下げることでお客様に選んで頂けることもあるのですが、入居者様が退去されたとき、更なる値下げを余儀なくされるかもしれません。
そういった値下げの繰り返しでは、家賃はどんどん下がる一方を辿り、マンション経営はつらいものになっていきます。

「デザインリフォーム」という選択肢

今回のセミナーでは、家賃を下げることなく、入居の促進を目的とした「デザインリフォーム」をご提案させて頂きます。

もちろん入居者様のニーズに合わせ、和室を洋室にするために畳をフローリングに替えたり、砂壁を洋壁に替えたり、錆びついたキッチンをシステムキッチンに替えたり、「リノベーション」と呼ばれるような大幅な改装を行えば、空室対策としての効果は絶大でしょう。
しかしこのような大幅な改装を行うには当然大きな費用がかかってくるため、難しい場合もあると思います。

そこで今回提案させて頂いたのが、局部的な変更だけでお部屋の雰囲気や与えるイメージをガラリと変えることができる「デザインリフォーム」です。
例えば、壁紙の１面だけカラークロスを使用してみるなどの小さなリフォームをすることでも、お部屋の印象をずいぶんと変えることができます。
下の写真は、とある弊社の管理物件で「デザインリフォーム」施工前後を比較したものです。

デザインリフォーム事例 （クロスや照明の変更）

リフォーム前	リフォーム後

「デザインリフォーム」の実例

この実例の場合は、壁１面のクロスを張り替え、照明の追加、キッチンクロスの張り替え等をデザインリフォームとして施工しております。前と後の写真を比べてみると、清潔でお洒落な印象を受けられると思います。

実際、弊社営業社員たちが案内に行ったときに感じるのが、実に多くのお客様がお部屋の雰囲気や印象をとてもご重視されるということです。室内に入ったときの明るさや清潔感、高級感などが入居を決める場合もあるほどです。
反対に、それらと逆の印象を抱いてしまったら、成約頂くのは難しいとも言えます。
また、ご紹介させて頂く際に、オーナー様が物件に手をかけて下さっているということをお客様にお話できるというのも大きな点であると思います。そうすることで、お客様にさらに良い印象を抱いて頂けるからです。

幣社では、そのためのデザイン提案を積極的に行わせて頂いており、今回の財産ドックセミナーでも、オーナー様方に上記の物件へ実際足を運んで頂き、デザインリフォームの実例をご覧頂きました。
内覧後に、オーナー様方から大きな感動を頂き、当社リフォーム部に早速所有マンションの見積もり予約を頂く場面もあるほどでした。

デザインリフォームを行えば実例のようにクロスカラーをたった１面貼り替え、照明を追加するだけでお部屋を華やかな印象・清潔な印象・ムードのある印象に生まれ変わらせることができます。
お持ちのマンションの広さやどの程度のデザインを行うかによっても違ってきますが、退去の後に行う通常改装と同時にデザインリフォームを行えば、通常の改装費とさほど変わらない金額で行うことができる安価なリフォーム例もございます。
また、現在空室のお部屋をデザインリフォームする場合でも家賃の１～２か月分で取り戻せる範囲を目安に提案させて頂いております。
それらのリフォームを行うことにより、オーナー様もお部屋に自信が持て、入居者様にも気持ちよく入って頂け、双方にとって良い点がたくさんあると思います。

家賃等を下げるといった、入居促進をなされているオーナー様は、一度「デザインリフォーム」をお考え頂けたらと思っております。ご興味あるオーナー様がいらっしゃいましたら、お気軽に京都ライフにご連絡下さい。お待ちしております。

株式会社 京都ライフ 出町柳店