平成26年4月14日（月）京都ライフ本社会議室にて4月度財産ドックセミナーが開催されました。今回は京都ライフグループの仲介責任者による繁忙期総括と、株式会社リクルート住まいカンパニー 三浦卓也氏を招いて今の時代に即した空室対策についてお話いただき、多くのオーナー様にご参加いただきました。

京都ライフグループの繁忙期総括

まず京都ライフグループの繁忙期成果を、取り組み事例を交えて報告いたします。12月から3月までの繁忙期結果として、反響（問い合わせ）件数 昨年対比136％増、新客数（来店数）113％増となり一定の成果を出すことができました。お客様に応対できる社員数に限りがあることが課題ではありましたが、新記録を出すことができた店舗も多く、仲介店舗は好調となりました。

集客においては、インターネットが主流になり、SUUMO、HOME'Sなどの不動産物件掲載サイト（ポータルサイト）を活用し、他社との差別化をどこまで図ることができるかが重要ポイントとなりました。掲載件数を増加させることで当然、広告費は高くなります。しかし、当グループでは小規模企業では掛けられない費用投下をし、京都シェアのダントツ獲得ができるように取り組んでおります

京都ライフグループの今後の取り組みといたしましては、4月21日に京都ライフ北大路店を出店するとともに管理部署も新設いたします。

2014年度版空室対策
最新の消費者ニーズ
勝ち残る物件になるために

株式会社リクルート住まいカンパニー 賃貸営業統括部 三浦 卓也氏

株式会社リクルートでは、ポータルサイトＳＵＵＭＯを運営しており、ＳＵＵＭＯは１１００万人のユーザーを持ちます。 近年、賃貸市場は日本の総人口の減少に伴って縮小傾向にあり、京都府においても、２００５年あたりから人口の減少がみられます。統計上、市場は縮小かつ超高齢化の見立てとなっており、２０３５年には２０１０年より30万人減少するとされております。
そうした中、インターネットの普及により、近年、事前に情報をかき集める「見極め消費」とよばれる消費が増加してきました。消費者による情報感度が高まった結果、消費者は事前に「信頼できる基準」を求め、それにそって購入を決定するようになってきています。

【信頼できる基準】とは？

・価値が品質に見合っているか
・使っている人の評判（口コミ）が高いか

では、なぜそのような変化が生じているのでしょうか？
それは、スマートホンやタブレットといったスマートデバイスの発展が大きな要因と考えられます。いつでもどこにいてもインターネットを利用でき、今やパソコンの利用者よりもスマートホン利用者が上回る状況です。

ポータルサイトSUUMOにおいても、最新のスマホ対策を施したところ利用者が急上昇しております。いつどこにいても、気軽にお部屋探しができるようになり、「いい物件があれば動く」という流れができつつあります。新規入居者が集めやすい状態ではありますが、逆に現状の部屋に不満があると早期退去につながるデメリットも生じています。

リクルートのデータでは、反響シェアで築年数が経つものの割合が増加しています。
また、アンケートでは、「築年数」と「駅距離」「部屋の広さ」「部屋の向き」「部屋の設備」を比較するとすべての項目において「築年数」より他の項目のほうを重要視するといった結果がでるなど、築年数は妥協要件になっている傾向にあります。こうした状況を踏まえれば、築年数が20年以上経った建物でもリノベーションを実施し、浴槽・キッチン・トイレなど水回りの入れ替えや、宅配ＢＯＸや簡易ごみ置き場などライフスタイルに適応した設備を導入していくことで、安易に賃料を下げた募集を行わなくても現状維持以上の収益を確保できることができるのではないでしょうか。

膨大な情報量のインターネットサイトの中で閲覧される物件となる為には、物件の外観や内装の写真をたくさん掲載して情報総量を増やすなど、近隣の物件との差別化を図ることが重要になります。ぜひ一度、お持ちの物件がどのような状態でインターネットに掲載されているのかご確認下さい。京都ライフグループ社員ともに、インターネット上で選ばれる物件に磨き上げる作業をして参りましょう。

サブリースシステムのご紹介

サブリース事業部 マネージャー 山口一弘

京都ライフグループではサブリース事業部を設けております。サブリースとはオーナー様よりお部屋を借り上げ、空室時の賃料保証を行うことで、手間の削減とリスク軽減を行うもので、１部屋から１棟まで借り上げが可能です。

大手ハウスメーカーでは新築時からの借り上げを主としていますが、京都ライフグループでは中古物件を借り上げております。安定収入の確保や改装費用の軽減などのメリットがある反面、ローリスクローリターンというデメリットもありますが、興味をお持ちのオーナー様は、お気軽にサブリース事業部までお問い合わせください。

財産ドック事務局